BMIとは?
身長・体重から今の状態を知る計算方法
体重だけでは、その数字が自分の身長に対してどの位置なのか分かりにくいものです。BMIの計算方法と成人の分類、数字だけで判断しすぎないための注意点を、165cmの私の例とともに整理します。
体重だけ見ても、身長が違えば同じ80kgでも意味が変わるよね。何を目安にすればいいのかな?
まずはBMIで現在地を確認してみましょう。ただし、健康状態のすべてを決める数字ではありません。
ダイエットを始める時、体重だけを見て「多い」「少ない」と考えてしまうことがあります。しかし、同じ体重でも身長が違えば体格の見え方は変わります。
そこで最初の目安にしやすいのがBMIです。BMIは身長と体重から計算できるため、特別な道具は必要ありません。まず数字を一度確認し、その後に食生活や活動量、健康診断の結果などを振り返るきっかけとして使えます。
この記事でわかること
- BMIの意味と計算式
- 成人向けBMI分類の見方
- 165cm・83kg、68kg、62kgの計算例
- BMIだけでは分からないこと
- ダイエットの現在地確認に使う手順
結論:BMIはダイエットの「現在地」を知るために使う
BMIは、自分を責める点数ではなく、身長に対する体重の位置を大まかに確認するための指標です。最初に一度計算しておくと、今後の変化を同じ基準で比べやすくなります。
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、BMIを「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で算出する肥満度の国際的な指標と説明しています。日本の成人向け分類では、18.5未満が低体重、18.5以上25.0未満が普通体重、25.0以上は段階に応じて肥満と判定されます。
一方で、BMIが25以上でも医学的に減量が必要とは限らない、という注意も明記されています。反対に、BMIが普通体重の範囲でも、検査値や体調について個別の判断が必要な場合があります。数字を入口にしつつ、数字だけで結論を出さないことが大切です。
出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「BMIチェックツール」、厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」
BMIの計算方法
BMIは、体重をkg、身長をmに直して次の式で計算します。身長165cmなら、計算では1.65mを使います。
83 ÷ 1.65 ÷ 1.65 = 約30.5
同じ計算は「83 ÷(1.65 × 1.65)」と書いても同じです。
スマートフォンの電卓でも計算できます。計算結果は小数第2位以下を丸めて、小数第1位までを目安に見ると分かりやすいです。ただし、境界に近い数値は丸め方で表示が変わるため、元の計算値も確認しておきます。
165cmのやおやでBMIを計算するとどうなる?
私の身長165cmで、最高体重、現在体重、目標体重を同じ式へ当てはめると次のようになります。
| 体重 | BMIの計算値 | 見方 |
|---|---|---|
| 83kg | 約30.5 | 肥満(2度)の範囲 |
| 68kg前後 | 約24.98 | 普通体重の上端に近い範囲 |
| 62kg | 約22.8 | BMI22に近い範囲 |
68kgを小数第1位に丸めると25.0に見えますが、計算値は約24.98です。このように分類の境界に近い時ほど、一桁の表示だけで「超えた」「戻った」と一喜一憂しないようにします。
83kgの時は約30.5。数字で見ると、生活を一度見直そうと考えるきっかけになったよ。
目標の62kgはBMI約22.8です。厚生労働省の解説では、BMI22を基準に「標準体重」を計算します。165cmでBMI22に相当する体重は約59.9kgですが、私はまず62kgを分かりやすい途中目標にしています。
標準体重という言葉は、全員が必ずそこまで体重を変えるべきという命令ではありません。体調や筋肉量、生活のしやすさも含め、自分の目標は無理のない範囲で考えます。
成人向けBMI分類の目安
e-ヘルスネットのBMIチェックツールに掲載されている成人向けの分類は次の通りです。
| BMI | 判定 |
|---|---|
| 18.5未満 | 低体重 |
| 18.5以上25.0未満 | 普通体重 |
| 25.0以上30.0未満 | 肥満(1度) |
| 30.0以上35.0未満 | 肥満(2度) |
| 35.0以上40.0未満 | 肥満(3度) |
| 40.0以上 | 肥満(4度) |
子どもの体格は、成人と同じBMI分類だけでは判定しません。また、妊娠中・産後、持病がある場合、医師から体重管理の指示を受けている場合は、一般的な表だけで判断せず担当の医師などへ確認してください。
BMIだけでは分からないこと
BMIは身長と体重から計算するため、体重の中身までは区別できません。同じBMIでも、筋肉が多い人と体脂肪が多い人を分けられず、脂肪がどこについているかも分かりません。
厚生労働省の「肥満と健康」でも、BMIだけでは筋肉質なのか脂肪が多いのか区別できず、同じBMIでも脂肪のつく場所によって健康への危険性が異なると説明されています。
そのため、健康について考える時は、BMIに加えて次の情報も見ます。
- 腹囲や体型の変化
- 食事、飲酒、睡眠、活動量などの生活習慣
- 血圧や健康診断の検査値
- 持病、服薬、痛みなどの個別事情
- 体重変化の速さと体調
BMIは、これらを詳しく確認する前の「入口」と考えると使いやすくなります。
BMIを現在地確認に使う4つの手順
1.身長と体重を確認する
身長はcmではなくmへ直します。体重は、家庭の体重計で確認できる範囲で構いません。測るたびに条件が大きく変わらないよう、自分が続けやすい時間帯を決めます。
2.BMIを一度計算する
計算式へ身長と体重を入れます。手計算が面倒なら、厚生労働省のBMIチェックツールを利用できます。
3.日付と数値をメモする
BMIだけでなく、計算に使った体重と日付も残します。次に確認する時、数字がどのくらい変化したかを比べやすくなります。
4.生活習慣も一緒に振り返る
BMIが分かっても、体重が変わった背景までは見えません。食事、間食、飲酒、喫煙、歩数、睡眠などを一日分だけ書き出すと、次に見直す場所を選びやすくなります。
BMIを計算したら、昨日一日の食事・飲み物・活動量を大まかに振り返ります。
次の記事:毎日の食生活・飲酒・喫煙を振り返る →1回の数値を成績表にせず、次に何を確認するかを決める材料として使いましょう。
参考にした公的情報
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「BMIチェックツール」:計算式と成人向け肥満度分類
- 厚生労働省 e-ヘルスネット「肥満と健康」:BMIの限界、標準体重、脂肪分布に関する注意
まとめ:BMIを確認したら、次は生活を一日だけ振り返る
BMIは、身長に対する体重の位置を大まかに知るための指標です。
- BMIは「体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)」で計算する
- 成人では18.5以上25.0未満が普通体重の範囲
- BMI25以上でも、必ず医学的な減量が必要とは限らない
- BMIだけでは筋肉量、脂肪のつき方、健康状態は分からない
- 数字を責める材料ではなく、生活を見直す入口にする
まずは今の身長と体重で一度だけ計算し、日付と一緒にメモしておきましょう。その次に、食事や飲酒、活動量を振り返ります。
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